11月20日に開幕するカタール・ワールドカップで、日本代表はグループステージ3戦目でスペイン代表と対戦する。

 そのスペインを率いるルイス・エンリケ監督は、すでに55人のリストをスペインサッカー連盟に提出。14日には26人に絞り込んだメンバーを発表する予定だが、レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、パリ・サンジェルマンに所属するDFセルヒオ・ラモスを猛プッシュしているという。欧州スポーツチャンネル『EUROSPORTS』が報じている。
 
 アンチェロッティ監督は、2013~15年にマドリーを率いた際にS・ラモスを指導。現在はパリSGに所属する36歳DFは、スペイン代表からはやや遠ざかっている。しかし、記者から代表入りについて尋ねられたアンチェロッティ監督は、「彼がセレクションの一員にならないことは理解できない」と述べた。

「彼の経験と質の高さから、間違いなくワールドカップに行かなければならない人材だ。絶対に連れて行くべきだ。彼は今でも世界最高のDFのひとり。その素質は他の誰にも肩がわりできないものだ」

 エンリケ監督への“猛プッシュ”にもとれる後押し。現地紙『AS』は「エンリケの最終リストに入ることは現時点では難しい。だが、予備登録を含めた55人のなかにS・ラモスの名前はある。彼がメンバー入りするかは、エンリケの考えにかかっている」と綴っている。

 果たして、日本と対戦するスペインに、実績十分のベテラン戦士は含まれるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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