カタールワールドカップに臨む日本代表メンバー26人が1日に発表された。海外組は過去最多の20人選ばれており、欧州リーグで活躍する選手も複数いることから、スペイン代表は足をすくわれるかもしれない。そう考えるスペインメディア『fichajes』が、特に警戒すべき5人を選出した。

 アーセナルの守備を支える冨安健洋、アイントラハト・フランクフルトの攻撃の要として活躍する鎌田大地、レアル・ソシエダで活躍する久保建英など、欧州リーグでプレーする選手を中心に、日本代表は総勢26人でカタールワールドカップに臨むことになった。優勝候補の一つと目されるスペイン代表だが、簡単にはグループステージを突破できないとスペインメディアは考えているようだ。

 同メディアはタイトルに「2022年のカタールワールドカップを前に、スペインが心配する5人の日本人スターたち」とつけ、スペイン代表を苦しませる可能性がある5人の日本代表を選出した。

 選んだのは、冨安、鎌田、久保、遠藤航、南野拓実の5人。冨安は「チームの守備の主役。センターバックと左サイドバックもこなせるアーセナルの右サイドバックは、壁のような存在だ」、鎌田は「日本代表の中で最もクリエイティブな中盤の選手の一人」と評価している。

 久保については「今、日本で最も期待されている若手選手の一人。両サイドのウイングとしてもプレー出来るこのプレーメーカーは、ゲームに参加する能力、ピッチの最後の伸びしろから、チームの最も特徴的な選手である」と伝えている。

 そして、遠藤は「チームの核となる中盤の選手の一人。センターバックとしてもプレーでき、4-3-3、4-2-3-1のいずれのシステムでも重要な選手である」、南野は「大物の一人だが、本領を発揮していない。しかし、彼はまだ力を持っている」と述べ、スペイン代表の対戦相手の1つとして日本代表を警戒している。