プレミアリーグのブライトンは10日、同クラブに所属するザンビア代表MFエノック・ムウェプが現役を引退することを発表した。心臓の遺伝性疾患が理由だとされている。

「症状は悪化していく可能性もある。エノックが競技サッカーのプレーを継続した場合、心臓の致命的事象に繋がる恐れが極めて高い」とブライトンはムウェプの検査結果について声明を出している。

 現在24歳のムウェプは2017年にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクに加入し、4年間在籍。南野拓実や奥川雅也、アーリング・ハーランドなどともチームメートとしてプレーし、4度のリーグ優勝に貢献するとともにチャンピオンズリーグでの戦いも経験した。

 2021年夏にはブライトンに加入し、昨季はプレミアリーグで18試合に出場して2得点。今季は開幕から4試合に交代出場したあと、フラム戦、レスター・シティ戦には先発で出場した。

 19歳でザンビア代表にもデビューし、これまで20試合以上に出場。だが先月の代表チーム合流中に体調不良のため病院に搬送され、クラブではその後の2試合を欠場していた。