セルティック所属のFW古橋亨梧とMF旗手怜央はFIFAワールドカップ・日本代表のメンバーから落選したことをきっかけに、今冬移籍の可能性を模索している可能性があるようだ。5日、英メディア『Give Me Sport』が報じている。
古橋亨梧は今季もセルティックの絶対的ストライカーとして活躍。スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で9ゴールと結果を残している一方、UEFAチャンピオンズリーグではノーゴールで終了。日本代表ではスタメンでの出場機会に恵まれず、9月27日のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦では本来のパフォーマンスを発揮できずハーフタイムで交代となっていた。
また旗手怜央もセルティックではコンスタントに先発出場しているが、日本代表ではここまでわずか1試合の出場。9月のキリンチャレンジカップ2試合では招集こそされたものの、いずれも出番なしに終わっていた。
そんな中、現地ジャーナリストのピート・オルーク氏が両選手の去就について自身の見解を披露。同氏は英メディア『Give Me Sport』のインタビューで「古橋亨梧と旗手怜央は、なぜワールドカップへの出場を逃したのか考えているだろうね。UEFAチャンピオンズリーグでプレーしたとはいえ、ヨーロッパ主要リーグへ移籍することで日本代表のレギュラーになる可能性が高まると考えているのかもしれない」とコメント。
「ただセルティックは、彼らがUEFAチャンピオンズリーグでのプレーにより今後もクラブで良い仕事をしてくれると考えているはずだ。セルティックはおそらく来季以降もコンスタントにUEFAチャンピオンズリーグに参戦するだろう」と、セルティックが両選手の引き留めに動く可能性にも言及している。
また『Give Me Sport』はオルーク氏のコメントをうけて「古橋亨梧と旗手怜央いずれも退団するとなれば、アンジェ・ポステコグルー監督にとって大きな痛手となる」
「古橋亨梧は2021年7月にヴィッセル神戸からセルティックに移籍して以来、全コンペティションで50試合に出場し29ゴール6アシストをマーク。セルティックに大きな衝撃を与えた。旗手怜央もセルティックに欠かせない選手となり、38試合の出場で11ゴールとチームに貢献している」と綴っている。
なおポステコグルー監督は4日の会見で「(現有戦力の放出について)我々はすでに計画を立てている。なのでもしタイミングが合えば、我々としては誰かを手放すことは恐れないんだ」と語るなど、来年1月での現有戦力放出を示唆している。
またセルティックはヴィッセル神戸所属の元U21日本代表DF小林友希(22)の獲得を目指しており、すでに移籍金面でクラブ間合意に達したと伝えられている。ただ一方で小林友希とヴィッセル神戸の契約期間は今季終了後までとも報じられている。