カタールワールドカップに臨む日本代表メンバー26人が1日に発表された。グループステージではドイツ代表やスペイン代表などの優勝候補と戦うため非常に難関だ。米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は、日本代表に関する展望について報じ、突破の鍵となるポイントを分析した。

 日本代表はカタールワールドカップの初戦で23日にドイツ代表と対戦する。ドイツ代表は西ドイツ時代を含めると優勝4回、準優勝4回、決勝戦に8回進出した経験がある。相手はFIFAランキング11位の強豪だが、日本代表がグループステージを突破するには、この初戦で勝ち点を取ることが重要になるだけに、簡単に負けるわけにはいかない。

 27日に行われる2戦目では、ケイラー・ナバスやジョエル・キャンベルなどを擁するコスタリカ代表と対戦する。日本代表としては、ここで勝利を飾っておきたいところだが、2014年のワールドカップでベスト8入りした経験のあるコスタリカ代表だけに侮れない。そして、12月1日の3戦目ではスペイン代表で対戦する予定で、グループステージ突破の命運を分ける一戦になるかもしれない。

 同紙は日本代表の展望と期待について「スペインやドイツのような強豪がいない別のグループであれば、日本はノックアウトステージ進出を狙える可能性が高かっただろう」としながらも、「初戦でドイツの眠りを誘うか、プレッシャーでスペインを崩すか、どちらかのヨーロッパの巨人から勝ち点を奪うことができれば、不可能なことではない」と伝え、日本代表が突破する可能性ありとの見解を示している。

 突破の鍵となるポイントは「2戦目でコスタリカを確実に破ること。そして、スペイン戦に向けて少なくとも勝ち点3を獲得することである」と主張した。過去のワールドカップの成績を例に出し「組織的な守備と素早いパス回しの日本は、決して見過ごせない存在。2018年にはコロンビア、ポーランド、セネガルという難しいグループから勝ち進んでおり、カタールでもその経験を頼りにしてくるはずだ」と報じている。最後に、日本代表の注目選手は南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人を選出。ブレイクする可能性がある選手として、冨安健洋の名前を挙げた。