現地時間11月9日に行なわれるラ・リーガ第14節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダは、敵地でセビージャと対戦する。

 1ー1のドローに終わった前節のバレンシア戦で、左肩脱臼の怪我から復帰し、公式戦3試合ぶりにベンチ入りを果たした久保は、同じく故障から戻ってきたダビド・シルバとともに出番なしに終わった。

 試合後、この2人を起用しなかった理由について問われたイマノル・アルグアシル監督は、17分にDFのアリツ・エルストンドが退場した影響があったと明かした。

「どちらも長い間プレーしていない。だから、1人少ないと難しい。しかし、11対11だったら、きっと2人ともフィールドに出ていただろう」
 

 そして、セビージャ戦の前日会見でも、久保とシルバに言及した。スペインメディア『Futbol Fantasy』が伝えている。

「彼らと話さなければならない。実際、ダビドとタケが前節のメンバー入りをしたのは、試合が別の展開なら出場する可能性が大いにあったからだ」

 指揮官は「昨日と一昨日、彼らはより良いトレーニングをした。もし今日、彼らがそう確信しているなら、リスクを冒す時が来た」と語り、こう続けている。

「タケは非常に明確だ。(日本代表への合流が控えている)彼は事前にソシエダでこのゲームを戦い、(勝点3を加えて)26ポイントを取ってからラ・レアルを離れ、ワールドカップでプレーしたいと考えている。最高のニュースだ」

 W杯が控えていながら、リスクを冒してソシエダのために貢献しようとする姿をアルグアシル監督は喜び、賞賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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