コスタリカ戦で勝ち点3はマストだ

GKケイロル・ナバス、DFケンドール・ワストン、オスカル・ドゥアルテ、MFブライアン・ルイス、FWジョエル・キャンベルなど、日本代表がグループステージで対戦するコスタリカ代表はどうしてもベテランに注目が集まりがちだ。

ナバスやブライアン・ルイスなどベスト8に入った奇跡の2014年大会を知っているメンバーも多いため、今回もその世代がチームの手綱を握るのは間違いない。その経験値は日本にとっても厄介なものとなるだろう。

しかし、ヤングスターがいないわけではない。今月3日に発表された代表メンバーには、イングランド2部のサンダーランドでプレイする18歳のMFジェイソン・ベネット、来季よりノッティンガム・フォレストに合流する予定となっている19歳のMFブランドン・アギレラといった2000年以降の生まれの世代も入っており、英『Daily Mail』はその中でもベネットのことをゴールデンボーイと高く評価している。

ベネットは主にワイドな位置でプレイするアタッカーで、代表戦では今年9月の韓国戦で初ゴールを含む2ゴールを記録している。まだ代表キャップは7試合のみと少ないが、同国が大きな期待をかけている選手なのは間違いない。

コスタリカ、そして日本にとって直接対決となるグループ第2戦は絶対に落とせない大勝負だ。グループEの本命はドイツ、スペインであり、両国から勝ち点3を奪うのはかなり難しい。それは日本とコスタリカも理解しており、日本もコスタリカ戦では確実に勝ち点3が欲しい。逆に言えば、ここで勝ち点3を獲れなければミッション失敗となる可能性が高い。

勝負所を理解しているベテランを中心に、ゴールデンボーイとまで評されるベネットら若手も絡んでくるコスタリカから勝ち点3を奪えるだろうか。絶対に落とせない第2戦こそ最も緊張するゲームと言ってもよさそうだ。