FIFAワールドカップカタール2022に臨むドイツ代表メンバーに選出されたMFマリオ・ゲッツェ(フランクフルト)が10日に自身の公式Twitterを更新し、感謝の思いを綴っている。

 2018年大会では、まさかのグループステージ敗退の憂き目に遭ったドイツ代表は今大会、スペイン代表とコスタリカ代表、そして日本代表とグループEで同居した。2021年7月から指揮を取るハンジ・フリック監督は4年越しの雪辱に向けて、10日に本大会に臨む26名の選手を発表。負傷中のFWマルコ・ロイスや経験豊富なDFマッツ・フンメルスが外れた一方で、“神童”FWユスファ・ムココが初招集されるとともに、MFマリオ・ゲッツェが5年ぶりに復帰した。

 ゲッツェは2014年のブラジルW杯決勝戦で、延長後半に値千金のゴールを決め、ドイツ代表の同大会史上4度目の優勝に大きく貢献。2017年以降はドイツ代表から遠ざかっていたものの、今夏に加入したフランクフルトで公式戦21試合に出場するなどチームの主力選手として活躍すると、最後の最後でカタール行きの切符を掴むことに成功した。

 ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督に「彼のフィットネスは最高の状態にある」と言わしめるほどのパフォーマンスを見せて、サプライズ選出となったゲッツェ。5年ぶりにドイツ代表に復帰した同選手は自身の公式Twitterを更新し、感謝の思いを綴っている。

「久しぶりだね。正確には5年ぶり。再びワールドカップに臨むドイツ代表メンバーの一員になれたことをとても嬉しく思うし、ハンジ・フリック監督をはじめとするコーチ陣の信頼にも感謝だ! 今回の選出は、これまでの努力に対する報いだと思っているけど、妻や家族、素晴らしいチームメイトやコーチがいなければ、実現しなかったこと。応援してくれて、ありがとう」

 ブラジルW杯決勝戦でのゴールによって、“ミラクルボーイ”と謳われたゲッツェは、カタールの地でも“幸運”を呼び込むことができるのだろうか。