サウスゲイトの選考に疑問も

イングランド代表は10日、ワールドカップ・カタール大会へ向けた代表メンバーを発表した。

若手の成長が著しい中で代表監督ガレス・サウスゲイトが誰を選ぶのか注目が集まったが、基本的には以前から信用してきたサウスゲイト政権の古株メンバーに賭けた印象が強い。

真っ先にファンの間で議論を呼んだのがマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアの招集だ。

4年前のロシア大会、昨夏のEURO2020とマグワイアはサウスゲイトが最も信頼を置いてきたセンターバックの1人ではあるが、ここ1、2年はマンUで結果を出せていない。

今回はミランDFフィカヨ・トモリ、クリスタル・パレスDFマーク・グエーイ、チェルシーDFトレヴォ・チャロバーといったクラブで奮闘する若手DFは招集外となっており、英『Daily Star』によれば彼らよりマグワイアを優先したサウスゲイトの判断にSNS上では現地ファンから疑問の声が相次いでいる。

「サウスゲイトはトモリを外してマグワイアを選んだ。解任されるべきだ」
「マグワイアはクラブレベルでゲームに出ていない。一方でトモリ、チャロバーは継続的にプレイできている」
「トモリの招集外はアンフェアだ」

前線ではこちらも何かと批判を浴びることのあるチェルシーFWラヒーム・スターリングも招集しており、サウスゲイトは自身の哲学に合う選手を選んだのだろう。

とはいえ、結果さえ出れば批判は起きない。イングランドはタレント力的に優勝を狙えるチームの1つではあり、サポーターもそれを求めている。このメンバーで悲願達成となるのか。サウスゲイトの手腕に大きな注目が集まる。