途中からの出場で脅威となる
日本と同じグループEのドイツ代表のメンバーで注目が集まるのが、今季ブンデスリーガで大きな活躍見せてメンバー入りを果たしたニクラス・フュルクルク。今季のブンデスで得点を量産している男が、日本にも牙を向いてくるだろう。
ドイツはエースの1人だったティモ・ヴェルナーが左足首のじん帯を断裂してしまい年内での復帰は困難な状態に。FWにはカリム・アデイェミやレロイ・サネらが名を連ねているが、その中でもフュルクルクの存在が一番日本の脅威となるかもしれない。
188cmという長身とフィジカルを武器に前線から身体を張って起点となれるストライカーだ。チームは偽9番となるFWのプレイヤーが多い中、フュルクルクが途中出場でフィジカルを前面に生かした攻撃を行ってくるだろう。これがハンジ・フリック監督の選択肢として入ったことで、もし終盤までドローや日本が1点をリードした状況になったとしても、劣勢となる可能性を秘めている。
特に前回大会のベスト16のベルギー戦では2点をリードした中で、マルアン・フェライニを投入してロングボールを多用してきたベルギーに屈し、ブラジル大会では初戦のコートジボワール戦で1点をリードしながらディディエ・ドログバの投入後に2失点を食らった。サネやトーマス・ミュラー、セルジュ・ニャブリなど、豊富なアタッカーを揃えるドイツだが、日本が一番警戒すべきはフュルクルクかもしれない。