カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2節、スペイン代表vsドイツ代表が27日に行われ、1-1で引き分けた。

初戦のコスタリカ代表戦を7発圧勝としたスペインは、コスタリカ戦からアスピリクエタに代えてカルバハルのみを変更した。

一方、初戦の日本代表戦を1-2と逆転負けしたドイツは2選手を変更。ハヴァーツとシュロッターベックに代えてゴレツカとケーラーがスタメンとなった。

ミュラーを最前線で起用してきたドイツに対し、スペインが押し込む入りとすると7分に好機。ダニ・オルモのミドルシュートがGKノイアーの手を弾いてバーに直撃した。

スペインが良い入りを見せた中、スペインの圧倒的なボールスキルの前にボールを奪えずにいたドイツだったが、25分にようやく好機。GKシモンのパスミスをカットしたボックス手前右のニャブリがコントロールシュート。しかしわずかに枠を捉えきれず。

その後もスペインが押し込む展開が続くも、39分にドイツが先制点に近づく。右サイドのFKからリュディガーのヘディングシュートが決まったかに思われたが、わずかにオフサイドだった。

さらに45分、再びFKからリュディガーのボレーシュートがGKを強襲。ドイツがスペインをセットプレーで牽制した中、ゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半、ドイツがハイプレスをかける中、いなしていたスペインだったが、56分に大ピンチ。GKシモンのパスがカットされた流れからボックス中央のキミッヒに決定的なシュートを許すも、シモンが自らのミスを帳消しにする好守を見せた。

すると62分、スペインに先制点が生まれる。左サイドからのジョルディ・アルバのクロスを8分前に投入されていたモラタが右足アウトで合わせてネットを揺らした。

絶体絶命のドイツはフュルクルクや負傷明けのサネを投入。すると73分に同点の絶好機。サネのスルーパスに抜け出したミュージアラがオンターゲットのシュートを放ったが、GKシモンのファインセーブに阻まれた。

それでも83分、不屈のドイツが追いつく。サネ、ミュージアラと繋いで最後はボックス右のフュルクルクがシュートを蹴り込んだ。フュルクルクの代表初ゴールで踏みとどまったドイツは、このまま1-1でタイムアップを迎え、最終節コスタリカ戦に突破の望みを繋げている。

一方、スペインは最終節で突破を懸けた日本戦を迎えることとなった。なお、日本はスペインに勝利することで2大会連続ベスト16進出が決まる条件となった。