日本代表は14日、FIFAワールドカップカタールに向けての練習4日目を迎えた。

 この日から合流した板倉滉(ボルシアMG)と浅野拓磨(ボーフム)は、ともにシーズン中、ひざのけがによって長期離脱を強いられ、板倉は合流直前の11日に終盤出場で復帰。浅野は9月中旬から試合に出ないままでの合流となった。

 板倉は練習後、「やった瞬間は『これは厳しい』という思いはあった」と当時を回顧。一方で、「ギリギリ(W杯に)間に合うかもという話を受けて、ここに向けていい状態に仕上げていく目標に変わったので。そういった意味では、いいリハビリ生活を送れたと思います」「試合を外から見ると出たい思いになっていましたけど、まずは治すことが第一優先という思いでやっていたので、できることは全部やろうと思ってやっていました」と、離脱期間を振り返りつつ、前向きに良い時間を過ごせたと話した。

 リハビリ期間中は「もう一段階良くなってほしいところが進まないといった状況になると多少不安になったりはしましたし、そういった意味での焦りもあありましたけど、メディカルチームと話しながら、しっかりリハビリ生活を送れました」と回復をアピールした。

 浅野も同様に「問題ないです」と断言。板倉と異なり、実戦を離れたままでの合流となるが、「チームに全体合流もしていましたし、(合流前)最後の試合も出る準備をしていました」と、万全の状態であると明かし、欠場した理由としてはチームの状況を踏まえての監督の意向や、無理をしないという判断があったと話した。

「良い状態でこっちに入れた」という浅野。欠場が続いた中、W杯前の17日のカナダ戦が最後の調整の場となる。「試合勘はまだ掴めていない部分もあると思うので、最後の調整といっても、僕自身はそこで全てを懸けるつもりで臨みたいですし、いい形でW杯に入るためにも、僕にとって非常に大事な試合。自分が持っているすべての力をそこでまず出したい」と意気込んでいる。