FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表MF鎌田大地(26)はドルトムント移籍が噂されていたが、アイントラハト・フランクフルト残留を明言した。ただ今度はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属MF三笘薫(25)にドルトムント移籍の可能性が浮上している。

 三笘薫は今年7月、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でのレンタル移籍を終えてブライトンへ復帰。今季開幕からしばらくスーパーサブとしての立場に置かれる中、先月1日のリバプール戦でイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(23)を相手にドリブル突破したほか、同点ゴールをアシストしている。

 また先月14日のブレントフォード戦で右足首を負傷。カタールW杯欠場の可能性が心配されていたが、29日のチェルシー戦で復帰。復帰初戦にもかかわらずプレミアリーグで初めて先発出場すると、先制点をアシストするなどチームの勝利に大きく貢献。今月10日のEFLカップ3回戦でもプレミアリーグ首位のアーセナルからゴールを奪うなど、継続して好パフォーマンス発揮している。

 そんな中イタリアメディア『カルチョメルカート』は14日に「三笘薫にドルトムントが注目している」と報道。「彼はドルトムントの左サイドでトルガン・アザールの大きなライバルになるかもしれない。アザールは今季ここまでベンチスタートの機会が多く、左サイドバックでプレーすることもある」とし、ベルギー代表MFトルガン・アザール(29)にかわる存在として三笘薫の名前を挙げている。

 ドルトムントには過去に元日本代表MF香川真司(33)が在籍していたほか、先月には鎌田大地への関心が報じられていた。ただ鎌田大地は12日のマインツ戦後、ドイツメディア『シュポルト1』のインタビューで「今季はフランクフルトに残りますよ。フランクフルトとは契約延長の交渉をしています」と残留が既定路線であることを明かしている。