フランスサッカー連盟(FFF)は14日、DFプレスネル・キンペンべ(パリ・サンジェルマン)が負傷の影響でFIFAワールドカップカタール2022に臨むフランス代表メンバーから離脱することを発表した。代わって、DFアクセル・ディサシ(モナコ)が追加招集されている。

 FFFの発表によると、キンペンべは負傷からの回復が十分でないことから、本大会でのプレー時間確保が難しいと判断されたとのこと。今季はPSGで開幕から最終ラインを支えていたものの、9月10日に行われたリーグ・アン第7節スタッド・ブレスト戦(○1-0)で左ハムストリングスを負傷。クラブが提携するカタールの病院で治療を受けながら、10月29日に行われた第13節トロワ戦(○4-3)でピッチに戻ってきていた。しかし、その後右アキレス腱を負傷。ここまで調整を続けてきたが、2大会連続のワールドカップ出場は叶わなかった。最終的にはキンペンベ、ディディエ・デシャン監督、チームドクターが話し合いの場を設け、カタール行きを断念することが決まった。

 追加招集されたディサシは現在24歳。ここまで今季のリーグ・アン全15試合、チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦の2試合、ヨーロッパリーグ(EL)グループHの6試合に出場。モナコの公式戦全試合にフル出場中の、守備の要だ。ディサシにとっては今回が初の“レ・ブルー”招集。直前に追加招集が発表されていたFWマルクス・テュラム(ボルシアMG/ドイツ)とともに、滑り込みで大舞台への出場権を手にすることとなった。

 変更後のフランス代表メンバー26名は下記の通り。

▼GK
アルフォンス・アレオラ(ウェストハム/イングランド)
ウーゴ・ロリス(トッテナム/イングランド)
スティーヴ・マンダンダ(レンヌ)

▼DF
リュカ・エルナンデス(バイエルン/ドイツ)
テオ・エルナンデス(ミラン/イタリア)
イブライマ・コナテ(リヴァプール/イングランド)
ジュール・クンデ(バルセロナ/スペイン)
バンジャマン・パヴァール(バイエルン/ドイツ)
ウィリアン・サリバ(アーセナル/イングランド)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン/ドイツ)
ラファエル・ヴァラン(マンチェスター・U/イングランド)
アクセル・ディサシ(モナコ)※追加招集

▼MF
エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリード/スペイン)
ユスフ・フォファナ(モナコ)
マテオ・ゲンドゥージ(マルセイユ)
アドリアン・ラビオ(ユヴェントス/イタリア)
オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード/スペイン)
ジョルダン・ヴェレトゥ(マルセイユ)

▼FW
カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード/スペイン)
キングスレイ・コマン(バイエルン/ドイツ)
ウスマン・デンベレ(バルセロナ/スペイン)
オリヴィエ・ジルー(ミラン/イタリア)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/スペイン)
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
クリストファー・エンクンク(ライプツィヒ/ドイツ)
マルクス・テュラム(ボルシアMG/ドイツ)※追加招集