FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー選考では、セルティック所属FW古橋亨梧(27)やMF旗手怜央(24)などが落選。ASモナコ所属FW南野拓実(27)の選出に対しては「スポンサー枠で選ばれた」といった批判が沸き起こっている。そんな森保一監督による人選には、海外メディアからも疑問の目が向けられている。
イタリアメディア『カルチョメルカート』は14日に「長友佑都と吉田麻也の経験、三笘薫と鎌田大地の才能、日本と“サムライ”のスピリット」という見出しをうち、日本代表メンバーに関する特集記事を掲載。
「森保一監督は日本代表がスペイン代表やドイツ代表の後塵を拝するという下馬評を覆すべく、欧州ででプレーする選手を20名選んだ。守備陣ではキャプテンの吉田麻也や長友佑都、冨安健洋を抱えている。中盤や前線は“クオリティ”がキーワードとなる」と、かつてセリエAの舞台でプレーしていた3選手を紹介している。
また中盤や前線の陣容については「サプライズは大迫勇也や古橋亨梧、それに旗手怜央の落選である。ASモナコでひどいシーズンを送っている南野拓実の選出もそうだ」と言及。森保一監督や日本サッカー協会(JFA)の決断に懐疑的な視線を送っている。
さらに『カルチョメルカート』は、対戦相手が警戒すべき選手に名古屋グランパス所属MF相馬勇紀(25)を指名。9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でMF三笘薫(25)にかわって出場した同選手を「彼には途中からピッチに立って、試合の行方を左右するだけのクオリティがある」と評している。
なお日本代表は17日にカナダ代表との強化試合に臨むと、23日のカタールW杯グループリーグ初戦でドイツ代表と激突。27日にコスタリカ代表との対戦を控えているほか、来月2日にはスペイン代表との一戦に挑む。