オリンピックの公式サイトが『World at their Feet』と題して、五輪に出場した選手が自身のキャリアやワールドカップについて語るインタビュー動画を掲載している。11月12日にはそのエピソード4として、日本代表の三笘薫も取り上げられた。
このインタビューを受けて、海外で注目を浴びているのがそのキャリアだ。動画では、筑波大の小井土正亮監督が登場し、川崎フロンターレのユースから同大学に進んだ選択について、次のように明かしている。
「彼の場合は、川崎フロンターレのトップチームと契約するという話もあったんですけど、自分の意志で大学への進学を希望して、4年後にトッププレーヤーになると覚悟を決めて来てくれた」
また、三笘自身も「最終的にプロになるために、大学に進学したほうがいいじゃないかと思ってたんで。いろいろな勉強をしましたし、指導者だったりスポーツだったり、栄養だったり…いろいなことを学んだと思います」と述べている。
欧州では稀有なキャリアのため、『World at their Feet』では、「ミトマは大学に進学し、プロにはならないという異例の決断を下した」と紹介されている。
「現在、ミトマはプレミアリーグのブライトンで、日本代表とともに大きな成功を収めた。 そして、ワールドカップに彼の国を出場に導く2つの重要なゴールを決めた。彼はいま来るべきコンペティション(W杯)に臨む準備ができている」
また、『EUROSPORT』のスペイン語版も、このインタビューを「サッカーよりも研究を優先したクラックがスペインを脅かす」と紹介。カタール・ワールドカップでスペインと対戦する日本代表のアタッカーついて「サッカーよりも学業を優先した」と綴っている。
いまやプレミアリーグの屈強なDFをきりきり舞いさせている三笘が、22歳になるまでプロでなかったという事実は、インパクトを与えたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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