FIFAワールドカップ・カタール大会日本代表GKシュミット・ダニエル(30)は、以前からシント=トロイデンVV(STVV)からのステップアップ移籍を熱望。カタールW杯を前にプレミアリーグに対する憧れを語った。15日、米メディア『ユーロスポーツ』ドイツ版が同選手のコメントを伝えている。
シュミット・ダニエルは2019年7月、明治安田生命J1リーグのベガルタ仙台からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目から正守護神に定着すると、昨年8月にSTVVと契約延長。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合でフル出場している。
またカタールW杯アジア最終予選でも今年1月以降に全試合でベンチ入り。6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022で2試合にフル出場すると、9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦では、PKストップによりアピールに成功。清水エスパルスGK権田修一(33)と正守護神の座を争う形でカタールW杯本大会に臨む。
そんなシュミット・ダニエルは昨季終了後、現地メディアのインタビューでステップアップ移籍やプレミアリーグでのプレーに対する強い思いを告白。ただ他クラブからオファーが届かなかったことも明かしていた。
するとカタールW杯開幕直前、『ユーロスポーツ』のインタビューで自身の今後について聞かれると「僕はつねに向上心を持って、次のステップに進もうとしています。でも、そのためには自分のパフォーマンスに集中しないといけません」
「ひとつの目標は、プレミアリーグでプレーすることです。ブンデスリーガやリーグアンへのステップアップが可能であれば、それもいいですね。セリエAやラ・リーガも魅力的ですけど、外国人枠があるので厳しいかもしれませんね」とコメント。
ただ「ブンデスリーガやプレミアリーグからのオファーがあったか」と問われると「一度もありませんし、オファーが届かない理由がなんとなく分かります。もっと頑張らないといけないと思っています」と、依然としてオファーが届かない現状を打ち明けている。
なおSTVV所属の元日本代表FW岡崎慎司(36)は先月ベルギーメディアのインタビューで「STVVで活躍して、カタールW杯で良いプレーを見せたら、(移籍の)チャンスはあるかもしれませんね」と、シュミット・ダニエルがステップアップ移籍するための条件について持論を展開している。