セルティック所属のFW古橋亨梧(27)とMF旗手怜央(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表から落選している。一方でセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督には、W杯後に森保一の後任として日本代表監督に就任する可能性が取りざたされている。それだけに現地では両選手について新たな憶測が駆け巡っているようだ。
森保一監督はカタールW杯アジア最終予選やキリンチャレンジカップなどで古橋亨梧や旗手怜央をほとんど先発起用しなかったことにより批判を浴びていた。くわえて両選手やヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(32)、それにウニオン・ベルリン所属MF原口元気(31)の落選などにより、同監督や日本サッカー協会(JFA)に対する不満が募っている。
そんな中、JFA技術委員長の反町康治氏がポステコグルー監督に接触したと日本国内の一部メディアが今月15日に報道。英紙『デイリーレコード』や『サン』も日本メディアの報道を引用した上でポステコグルー監督の去就に関してリポートしている。
すると英メディア『HITC』は「セルティックはポステコグルーにできるだけ長く指揮を執ってほしいと思っているはずであり、彼が去れば大きな痛手となる」と前置きをした上で、ポステコグルーが森保一の後任として日本代表監督に就任する可能性が低いと予想している。
一方、カタールW杯メンバー選考においてセルティック所属の日本人選手の間で明暗が分かれたことについて「前田大然はカタールW杯日本代表に選ばれた。井手口陽介は代表入りを逃したが、セルティックが彼と契約した理由を証明しようと奮闘している」
「しかし、古橋亨梧と旗手怜央がカタールW杯日本代表メンバーから落選したのは衝撃的だった。前田大然は古橋亨梧や旗手怜央よりも劣ると考えているセルティックサポーターは多いだろう」と言及。
「もちろん古橋亨梧や旗手怜央は、セルティックのポステコグルー監督のもとで輝きを放っている。ただもしポステコグルーが日本代表の監督に就任すれば、間違いなく古橋亨梧と旗手怜央を選ぶはずだ。彼らはポステコグルーの日本代表指揮を望んでいるかもしれない」と、落選した両選手の胸の内に触れている。
なおポステコグルー監督は以前からプレミアリーグ行きが噂されているほか、今週にはフランク・ランパードの後任としてエバートン指揮官に就任する可能性があると伝えられている。
しかし本人は先日、プレミアリーグ挑戦の可能性に関する質問を受けた際に「セルティックでの仕事に集中している」と一蹴。すでに今季終了後の補強計画について考えていることも明かしていた。