シント=トロイデンVVに所属する日本代表GKシュミット・ダニエルが、まもなく始まるカタールワールドカップへ向けての意気込みを語り、大半の予想に反して初戦のドイツ戦で日本代表が勝つチャンスはあると強調した。ドイツ版の『ユーロスポーツ』のインタビューに答えている。

 日本代表はカタールワールドカップのグループステージで、優勝候補のドイツ代表とスペイン代表、2014年のワールドカップでベスト8入りしたコスタリカ代表という難敵揃いのグループEに入った。23日に行われる初戦で、西ドイツ時代を含めると優勝4回、準優勝4回、決勝戦に8回進出した経験があるドイツ代表と対戦する予定だ。

 シント=トロイデンVVにはドイツ人の監督、コーチ、GKコーチがいるが、ドイツ戦に向けて試合の話はしているのか?という同メディアの質問に対し、ダニエルは「おそらくみんな、ドイツが勝つと想定しているのでしょうが、僕は絶対に勝てるチャンスが日本にもあると言っています」と答えている。

 また、グループステージでドイツ代表、スペイン代表、コスタリカ代表と対戦することが決まった時どんな気持ちだったか聞かれると「本当に難しいグループだと思いました。ベスト16に入れば、それだけで大きな快挙だ。日本のサッカーがどんどん良くなっていることを世界に証明することができる。だから、このグループは僕たちにとって大きなチャンスでもあるのです」と、前向きに捉え、「僕たちの目標は準々決勝(ベスト8)以上」であると主張している。