アルゼンチン代表に選出されたDFニコラス・オタメンディ(ベンフィカ/ポルトガル)の背番号に注目が集まっている。

 アルゼンチンサッカー協会(AFA)は11日、FIFAワールドカップカタール2022に臨むアルゼンチン代表のメンバーを発表。34歳となった現在もアルゼンチン代表の主力に君臨しているオタメンディも選出された。同選手は南米予選では17試合中15試合に出場しており、欠場した2試合も累積警告による出場停止。アルゼンチン代表の最終ラインに欠かせない存在だ。

 そんなオタメンディが初めて“夢舞台”に立ったのはベレス・サルスフィエルドに在籍していた2010年の南アフリカ大会。右サイドバックで3試合に出場した。その後は代表チームでの序列が低下し、続く2014年のブラジル大会では選外に。それでも、同大会終了後から再びアルゼンチン代表の“常連”となると、前回のロシア大会ではセンターバックで全4試合に出場していた。
 
 自身にとって今回が3度目のワールドカップ出場となる中、オタメンディの背番号が意外な形で話題となっている。南アフリカ大会では「15」、ロシア大会では「17」を着用していたオタメンディの背番号は、コパ・アメリカ2021と同じ「19」に決定。出場した3大会すべて異なる番号を背負っている。

 ちなみに、オタメンディはクラブだと背番号「30」を選択することが多い。ヨーロッパへ渡って以降、バレンシア在籍時は「23」だったものの、ポルト、マンチェスター・C、そして現所属クラブのベンフィカでも「30」を背負っている。ワールドカップでは登録人数の上限内で背番号を決めなければならないため、これまでだと「23」、今回だと「26」までしか選択不可能だ。仮に「30」が選べるならば、オタメンディの背番号は3大会異なるものにはならなかったかもしれない。

【動画】3分で分かる! アルゼンチン代表