UAEのドバイで現地時間11月16日、日本代表の森保一監督が翌日のカナダ戦に向けた前日会見を行なった。
カタールW杯開幕前の最後の強化試合。指揮官は本番に向けて「これまでの出番から見て、レギュラーとサブという見られ方をするが、全員がレギュラーだと思っている。このW杯は総力戦、選手たちも自分がサブだという認識は持っていないはず。とにかくプレー機会で、個の良さを生かしてチームのために戦ってほしい」とコメントした。
また、「状態が不確定な選手のコンディションを見極めたい」ともコメント。膝の怪我を抱えながらW杯メンバーに選出した浅野拓磨と板倉滉に関しては、次のように語った。
「板倉と浅野は明日、スタートから出てもらおうと思っています。プレーできる状態というのは練習で確認できているので、明日は状態を見たい」
板倉はボルシアMGで11月11日のドルトムント戦で約10分間プレーして約2か月ぶりの試合復帰をしたばかりで、浅野はボーフムで練習復帰したものの試合は9月10日を最後に遠ざかっている。
W杯に向けてカナダ戦では、板倉と浅野のコンディションとパフォーマンスの確認が重要案件の1つとなりそうだ。
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)