カタール・ワールドカップの初戦で日本代表と対戦するドイツ代表が現地11月16日、敵地マスカットでオマーンとテストマッチを行なった。

 アジア最終予選の初戦で日本を破り、最終的には4位だったオマーンに対し、ドイツはいつも通り4-2-3-1を採用。GKにノイアー、最終ラインは右からクロスターマン、ケーラー、ギンター、ラーム、ダブルボランチはギュンドアンとゴレツカ、2列目は右からホフマン、ハベルツ、ザネ、1トップには17歳の神童ムココが入った。

 前半からリズムに乗れないドイツは、ほとんどチャンスを創出できないばかりか、時折カウンターでピンチを作られる。アディショナルタイムにようやく決定機が訪れるも、ムココのシュートはポストに嫌われる。
 
 ハーフタイムに4枚替え(34分にクロスターマンが負傷でベラ=コチャプと交代)を行なった後半の53分には、29歳で代表デビューのフュルクルクが強烈なショットで狙うも、GKの好セーブに阻まれる。その直後のCKからケーラーが狙ったシュートも、ゴールライン上でかき出される。

 72分にはロングカウンターから大ピンチ。しかし、これはシュートミスに助けられる。すると80分、ハベルツのパスを受けたフュルクルクが左足でネットを揺らし、ようやく均衡を破る。

 試合はこのまま1―0で終了。日本も敗れた難敵相手とはいえ、まさかの大苦戦を強いられたドイツは、23日の初戦に向けて不安を残す結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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