サッカー日本代表は17日、国際親善試合でカナダ代表と対戦する。

 ジョン・ハードマン監督率いるカナダ代表は、これまで4バックと3バックを併用してきた。今月11日に行われたバーレーン代表戦と9月末のウルグアイ代表戦は2試合連続で3バックを採用して戦っており、日本代表戦もそれを継続すると見られている。

 日本代表戦の予想スタメンは以下の通り。

▽GK
ミラン・ボルヤン(レッドスター・ベオグラード/セルビア)

▽DF
アリスター・ジョンストン(CFモントリオール)
スティーブン・ヴィトーリア(シャヴェス/ポルトガル)
カマル・ミラー(CFモントリオール)

▽MF
リッチー・ラリア(トロントFC)
スティーブン・エウスタキオ(ポルト/ポルトガル)
サミュエル・ピエット(CFモントリオール)
サム・アデクべ(ハタイスポル/トルコ)
イスマエル・コネ(CFモントリオール)

▽FW
ジョナサン・デイヴィッド(リール/フランス)
カイル・ラリン(クラブ・ブルージュ/ベルギー)

 カナダ代表もカタールワールドカップ開幕前に負傷者が相次いでいる。まずはチームの大黒柱であるFWアルフォンソ・デイヴィスがハムストリングを痛めて離脱中だ。ハードマン監督は日本戦に向けた記者会見の中で「フォンジー(デイヴィス)はまだチームに来ていない」と合流明かした。

 今月11日に欧州組を除いた編成でバーレーン代表とテストマッチを行なったが、その試合のウォーミングアップ中にDFドニール・ヘンリーが負傷。A代表で40試合以上の出場歴を誇るセンターバックはワールドカップ出場メンバーから外れざるを得なくなってしまった。

 また、ドイツ2部のヤン・レーゲンスブルグに所属するDFスコット・ケネディは肩の故障、ロサンゼルスFCに所属するGKマクシム・クレポーは足を骨折したためカタールワールドカップの舞台には立てない。

 チームのセンターラインを担う選手たちが欠け、キャプテンのMFアティバ・ハッチンソンらベテランのコンディションも気がかりだ。一方で、ポルトで急成長を遂げるMFスティーブン・エウスタキオら、若手から中堅まで伸び盛りの選手たちには大きなチャンスとなる。

 3バックを起点に丁寧なビルドアップでボールを握る時間を増やし、もし失えばハイプレスで奪い返しにいく。ハードマン監督はモダンな戦術をチームに落とし込んで、36年ぶりのワールドカップ予選を勝ち抜いた。

 日本代表にとっても23日に迎えるグループステージ初戦のドイツ代表戦や、続く27日のコスタリカ代表戦を想定できる有意義なテストマッチとなるのではなかろうか。

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