ドイツ代表はFIFAワールドカップカタール2022開幕前の強化試合として16日にオマーン代表と対戦した。

 W杯初戦で日本代表と対戦するドイツは開幕前の最後の試合に4-2-3-1のフォーメーションで臨んだ。GKはマヌエル・ノイアー、DFラインは右からルーカス・クロスターマン、ティロ・ケーラー、マティアス・ギンター、ダヴィド・ラウムが出場。2ボランチはレオン・ゴレツカとイルカイ・ギュンドアンが務め、2列目は右からヨナス・ホフマン、カイ・ハフェルツ、レロイ・サネが並び、最前線には20日に18歳の誕生日を迎える初招集のFWユスファ・ムココが起用された。

 試合はドイツがボールを支配する展開が続いたものの、チャンスを迎えたハフェルツやムココのシュートはGKやポストに防がれ得点を奪うことはできず。34分にはクロスターマンが負傷交代となり、アルメル・ベラ・コチャプが代わって投入されるアクシデントも発生。前半はスコアレスのまま折り返した。

 後半開始と同時にドイツは4選手を交代。ムココ、ゴレツカ、ラウム、ギンターを下げ、ニクラス・フュルクルク、ジョシュア・キミッヒ、クリスティアン・ギュンター、ニコ・シュロッターベックを投入した。

 後半に入ってもフュルクルクやケーラーに決定機が訪れたものの、相手GKの好セーブなどで決められないまま迎えた80分、ハフェルツのパスから最後は代表初出場を果たしていた29歳のフュルクルクが左足で流し込み、待望の先制点を挙げた。

 試合はこのまま1-0で終了し、ドイツはW杯前最終戦を勝利で飾ることに成功した。W杯では23日に日本代表、27日にスペイン代表、12月1日にコスタリカ代表と対戦する。

【スコア】
オマーン代表 0-1 ドイツ代表

【得点者】
0-1 80分 ニクラス・フュルクルク(ドイツ代表)