国際親善試合の「UAE vs アルゼンチン」戦が16日、UAEの首都アブダビにて行われた。

 アルゼンチン代表にとって、FIFAワールドカップカタール2022前最後の実戦となる一戦。リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)や、アンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス)など、主力が多く先発した。

 試合は17分、広いスペースに抜け出したメッシがラストパスを送る。このパスをフリアン・アルバレス(マンチェスター・C)が冷静に沈め、アルゼンチンが先手を取った。25分には追加点。左サイドからマルコス・アクーニャがクロスを供給すると、最後はディ・マリアの左足ボレーで2点目が決まり、リードを広げる。36分にもディ・マリアがペナルティーエリア内でボールを受けて2人を置き去りにし、最後は相手GKもかわしてアルゼンチンに3点目をもたらした。

 44分にはメッシがペナルティーエリア付近でボールを受けると、キレのあるドリブルで2人をかわし、最後は右足でゴール左隅に突き刺した。前半だけでアルゼンチンが4-0とリードし、折り返しを迎えた。

 後半にも、60分にホアキン・コレア(インテル)がロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード)のスルーパスに抜け出してとどめの5点目。スタッツの面でも、ボール支配率59%、シュート数15本(うち枠内シュート7本)を記録するなど、快勝と言える内容で本大会前ラストの一戦を締めくくった。

 アルゼンチンは日本時間22日19時からサウジアラビア、27日4時にメキシコ、12月1日4時からポーランドとグループステージを戦う。1986年以来、36年ぶりの頂点を目指す戦いになる。

【試合結果】
UAE 0-5 アルゼンチン

【得点者】
フリアン・アルバレス 17分 0-1
アンヘル・ディ・マリア 25分 0-2
アンヘル・ディ・マリア 36分 0-3
リオネル・メッシ 44分 0-4
ホアキン・コレア 60分 0-5

【スターティングメンバー】
(アルゼンチン)
エミリアーノ・マルティネス(GK);フォイス、オタメンディ(HT→ペッセッラ)、リサンドロ・マルティネス、アクーニャ(HT→コレア);ディ・マリア、レアンドロ・パレデス(75分→ギド・ロドリゲス)、デ・パウル、マック・アリスター(HT→モンティエル);メッシ、フリアン・アルバレス(51分→エンソ・フェルナンデス)