サッカー日本代表は17日、国際親善試合でカナダ代表と対戦する。

 ワールドカップ出場はカナダ代表にとって史上2度目の快挙となる。最後に世界一を争う場に立ったのは、1968年のメキシコワールドカップだった。そんな彼らはいかにして再び大舞台に臨む権利を勝ち取ったのだろうか。

 まず、1次予選は楽々突破を決めた。グループBに振り分けあられたカナダ代表は、スリナム代表、バミューダ諸島代表、アルバ代表、ケイマン諸島代表に4連勝を飾って首位で最終予選へ進む。

 昨年9月に開幕した最終予選では、初戦でいきなりホンジュラス代表と引き分け、第2戦ではアメリカ合衆国代表とも引き分けるなど、難しいスタートになった。しかし、終わってみれば8勝4分2敗という成績で、北中米カリブ予選を首位突破することができた。

 14試合で稼いだ勝ち点28は、2位のメキシコ代表と同じだった。それでも首位に立てたのは、全出場国で得点が最多、失点が最少という顕著な成績のおかげだった。

 特にベルギー1部のクラブ・ブルージュでプレーするFWカイル・ラリンは6得点を挙げて北中米カリブ予選の得点王に輝き、カナダ代表のエースストライカーとしての地位を確立した。ラリンに次ぐ5得点を挙げたFWジョナサン・デイヴィッド、バイエルン・ミュンヘンで主力に成長したDFアルフォンソ・デイヴィスなど今後が楽しみな若手の台頭も進む。

 本大会出場権獲得後はCONCACAFネーションズリーグでホンジュラス代表に敗れ、9月の国際親善試合ではウルグアイ代表に屈するなど、カタールワールドカップに向けた道のりは決して順風満帆ではない。

 それでも4バックと3バックを使い分けながら成長してきたジョン・ハードマン監督率いるカナダ代表は、ワールドカップ出場国にふさわしいポテンシャルを随所に覗かせている。今大会のダークホースになりうるチームの1つと言えるのではないだろうか。

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