アルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督は、負傷の影響でコンディションが十分ではない選手がいることからFIFAワールドカップカタール2022に臨むメンバーの一部を変更する可能性があると語った。16日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 16日、アルゼンチン代表はUAE代表との親善試合を行い、5-0で勝利を飾った。しかし、試合後にスカローニ監督は「全く調子の良くない選手がいる。26人のリストを変更する可能性がある」ことを明かした。

 この試合では、DFクリスティアン・ロメロ(トッテナム/イングランド)、MFパブ・ゴメス(セビージャ/スペイン)、FWパウロ・ディバラ(ローマ/イタリア)の3人がメンバー外となっており、FWニコラス・ゴンサレス(フィオレンティーナ/イタリア)もベンチ入りはしたものの、出場は無かった。この4選手に関して、スカローニ監督は「彼らを危険に晒すのは都合が悪い。予防措置だ」と説明した。

 続けて、「メンバーを決めるにはいくつかの問題と日数がある。正直に言うと、運によって、私たちは変わる可能性がある。そうならないことを願っているが、私たちは変更することができるし、その可能性はある。私は彼ら4人が去るつもりだと言っているわけではない。でも大丈夫だとも言えないから、用心しなくてはならない。変更がないことを祈るよ」と一部のメンバー変更の可能性を認めつつ、今のメンバーで戦うつもりであることを強調した。

 負傷離脱者が出た場合、試合の24時間前までメンバー変更が可能となっているが、果たして変更はあるのだろうか。アルゼンチン代表は、22日にサウジアラビア代表とのカタールW杯初戦を迎える。