アメリカのデータ会社『スタッツ・パフォーム』の人工知能によって、FIFAワールドカップカタール2022に出場する各国の優勝確率が算出された。データサイト『Opta』が算出されたデータを掲載している。

 イギリスメディア『BBC』によると、この予測モデルは『スタッツ・パフォーム』によるチームランキングとスポーツベッティング市場のオッズによって各試合の結果(勝ち、負け、引き分け)を推定しているという。チームランキングとオッズそれぞれには、過去と最近の各チームのパフォーマンスを反映されており、グループステージや対戦相手の難易度についても考慮されているようだ。

 各チームの優勝確率は変動するが、現時点(11月17日)で最も優勝確率が高い国はブラジルとなっている。FWネイマール(パリ・サンジェルマン)筆頭に各ポジションに強力なタレントを揃える同国の優勝確率は「16.79パーセント」。次いでFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)擁するアルゼンチンが「13.29パーセント」で優勝候補の2番手となっている。

 前回王者のフランスは「11.77パーセント」で3番手。続く4番手には「9.08パーセント」のイングランド代表が付けている。グループステージで日本と同組の強豪2カ国もランキングの上位に位置。スペイン代表は「8.65パーセント」で5番手、ドイツ代表は「7.31パーセント」で6番手となっている。

 なお、日本代表の優勝確率は「0.33パーセント」となっており、全体の23番手となっている。

 また、同サイトでは各国の決勝トーナメント進出の確率も算出されている。日本代表が入るグループEの4カ国それぞれの決勝トーナメント進出確率は、スペイン「85.94パーセント」、ドイツ「79.29パーセント」、日本「26.85パーセント」、コスタリカ「7.92パーセント」となっている。

 優勝確率が高く算出された上位10カ国は以下の通り。

1:ブラジル 16.79パーセント
2:アルゼンチン 13.29パーセント
3:フランス 11.77パーセント
4:イングランド 9.08パーセント
5:スペイン 8.65パーセント
6:ドイツ 7.31パーセント
7:オランダ 7.02パーセント
8:ポルトガル 5.35パーセント
9:ベルギー 5.03パーセント
10:デンマーク 3.47パーセント