カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が、クラブの公式インタビューに応じた。

【動画】W杯直前、三笘薫がクラブの公式インタビューに応じる(日本語)

三笘は2021年夏に川崎フロンターレからブライトンへと加入し、労働許可証が発給されないため、直後に期限付き移籍でベルギーのユニオン・サン=ジロワーズへと加入した。研鑽を積んで2022-23シーズンからプレミアリーグでのチャンスをつかむと、新指揮官の前で圧巻のパフォーマンスを披露。注目を集める存在となっている。

W杯メンバーにも選出された三笘は体調不良の影響で合流が遅れ、心配されていたが、すでにクラブはからゴーサインが出ている。

ブライトンは改めて日本が誇るウイングへのインタビューを公開。公式ツイッターでは「W杯でミトママジックを見るのを楽しみにしているのは誰?」と紹介されている。

--日本の人々にとってのW杯の意味は?

「前回大会はベスト16になったので、今大会ではどれだけいけるのかということと、すごく厳しいグループに入っているので、そこで勝ち抜くことが日本サッカー界にとって新たな光になると思いますし、これからの日本サッカーを占う意味でも、すごく試されている大会かなと思います」

--日本のファンはワールドカップをどう捉えているのか?

「たいていの人は家でテレビで見ると思いますけど、お店にいって一緒に見ることも多いです。特にいつも(サッカーを)見ていない人たちが注目するので、日本中が盛り上がっているイメージはあります」

「そこまで今は盛り上がっていないというか、大会が始まれば盛り上がる国民性なので、どんどん試合が進むにつれて盛り上がっていくと思います」

--ホスト国であった2002大会の思い出はある?

「2002年に初めてワールドカップを見て、日本がこんなに盛り上がっているのを感じてサッカーを好きになったので、すごく覚えています」

--日本にとってはタフなトーナメントだと思うか?

「すごく厳しいグループに入っていますけど、ワールドカップでこれだけ素晴らしい相手と戦うチャンスはないので、世界に日本の力を示すいい機会かなと思います」

「初戦がカギになると思いますし、簡単ではないとも感じているので、毎試合チームとして全力を尽くさないと厳しいなとは思っています」

--特に対戦してみたいチームや選手はある?

「(チームメイトのアレクシス・)マク・アリスターもいるアルゼンチンやブラジル、特に前回大会はベルギーに負けているので、借りを返したいという気持ちはあります」

「一番タフな、厳しい相手はブラジルかなと思いますけど、親善試合でも戦って本気のブラジルとはやっていないと思うので、そういったところとやりたいなと思います」

--カタールでの冬開催については?

「シーズン中ということもありますし、季節も暑いと思うので選手にとっては厳しいですけど、(登録メンバーも)26人に増えましたし、そういったところを生かして、チームとして団結力を持って戦えば問題はないかなと思います」

--日本からプレミアリーグへ来て、今やW杯ですね。変わったと感じていることなどは?

「3年前は大学生だったので時間が経つのは早いです。成長している実感もありますし、環境を変えて得たものはすごく大きいので、いろいろチャレンジしてきた結果が今、ここにいることなのかなと思っています」

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