サッカー日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦を1週間後に控える中、17日にカナダ代表との強化試合を実施。元日本代表コーチの山本昌邦氏がMF相馬勇紀(名古屋グランパス)と久保建英(レアル・ソシエダ)の起用法に言及した。

 森保一監督はカナダ戦を前に、発熱で合流が遅れているMF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)の欠場を明言。左サイドハーフをはじめ攻撃陣の起用法に注目が集まる中、2列目では相馬勇紀やMF南野拓実(ASモナコ)、久保建英という構成で臨んでいる。

 ただ相馬勇紀に関しては、所属クラブの名古屋グランパスでは左サイドハーフを主戦場としているほか、9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でも三笘薫にかわって後半途中から左サイドで起用されていた。

 それだけにTV中継で解説を務めている山本昌邦氏は「久保建英に関しては、これまでも左サイドを任せられている。ただ相馬勇紀が右サイドに入ったことに変化が感じられる。どういった役割が与えられているのか注目したい」とコメントを残している。

 その相馬勇紀は前半8分、MF柴崎岳(レガネス)からの縦パスに反応。ディフェンスラインの背後に抜け出すと、ゴールキーパーとの1対1の局面で冷静に流し込んで先制ゴールを挙げている。