アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(26)はFIFAワールドカップ・カタール大会開幕を前に、今季終了後までのフランクフルト残留を明言。ただ今季終了後にセリエA(イタリア1部)の名門ミランへゼロ円移籍により加入する可能性があるようだ。18日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
鎌田大地は今年8月末にベンフィカ移籍に迫っていたが、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督からの説得をうけて残留。英メディア『スカイスポーツ』が先月はじめに「フランクフルトが2025年6月までの2年契約延長を打診。チーム内最高額となる年俸を提示した」と報じたほか、マルク・クレシェSD(スポーツディレクター)もすでにオファーを提示していることを明かしていた。
また選手本人は今月12日のマインツ戦後にドイツメディア『シュポルト1』のインタビューに対応。自身の去就について「今季はフランクフルトに残りますよ。この冬に他のクラブと交渉する可能性があるとしても、すぐに去ろうとは思っていません。(オリバー・)グラスナー監督と今シーズンはフランクフルトで終えたいと話していますしね」と語っていた。
そんな中『コリエレ・デッロ・スポルト』は「ミランにフリー獲得のチャンス。鎌田大地の名前が補強リストに載った」と報道。ミランはオリンピック・リヨンに所属するMFフセム・アワール(24)にも関心を寄せており、鎌田大地とアワールいずれかを移籍金ゼロで獲得することを望んでいるという。
ただ鎌田大地については、ボルシア・ドルトムントとの争奪戦になると予想。『コリエレ・デッロ・スポルト』は「この日本代表選手が慣れ親しんだブンデスリーガでの存在感を踏まえると、ドルトムントは他の競合相手より優位に立てる可能性がある」と綴っている。
今年9月以降、エバートンやリバプール、セビージャ、トッテナム・ホットスパー、ドルトムントなど複数クラブからの関心が伝えられている鎌田大地。フランクフルトとの契約延長に近づいているとはいえ、依然として自身の去就報道が飛び交っている。