アイントラハト・フランクフルト所属のカタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)はボルシア・ドルトムントやバルセロナ、トッテナム・ホットスパーなどからの関心が伝えられる中、今月28日に元ドルトムント所属選手であるMF香川真司(33)とのツーショット写真をSNSで公開。ドイツ国内では、香川真司が鎌田大地にドルトムント移籍を勧めたとの憶測が駆け巡っている。

 鎌田大地はフランクフルトとの契約期間が来年6月までである中、カタールW杯開幕前に今冬残留を明言。ただカタールW杯期間中にミランやローマなどが移籍先候補に浮上。イタリアメディア『Sportitalia』は今月15日に「鎌田大地はドルトムント移籍へかなり近づいている」と報じていたが、『フースバル』をはじめ複数のドイツメディアは否定的な見解を披露していた。

 自身の去就について様々な報道が飛び交う中、同選手は28日にインスタグラムアカウントを更新。香川真司とのツーショット写真をアップした上で「Happy to see my big idol!」(僕のビッグアイドルに会えてうれしい!)と投稿していた。

 するとドイツメディア『RUHR24』は「獲得候補である鎌田大地が、ドルトムントのレジェンドである香川真司と面会」と報道。香川真司をドルトムント移籍実現にむけての仲介役とした上で「香川真司はドルトムントのサポーターのみならず、鎌田大地にとってもヒーローだ。彼が鎌田大地獲得プロジェクトでドルトムントを害することはない」と綴っている。

 また鎌田大地のインスタグラム投稿に対するSNSユーザーの反応も紹介。「エージェント香川真司」、「鎌田大地がドルトムントにやって来る!」と、鎌田大地のドルトムント移籍や香川真司による後押しを期待する声が数多く沸き起こっていることを伝えている。

 その上で『RUHR24』は「鎌田大地がどのような決断を下すのか、それは来年の夏になってから明らかになるだろう。フランクフルター・ルンドシャウ紙が報じたように、彼はこの冬に移籍することを否定している。その代わりに、来年6月にフリー移籍の可能性がますます高まっているようだ。ドルトムントのお気に入り、香川真司のこともあるからだ」と総括した。