カタール・ワールドカップの初戦、ドイツ戦を3日後に控え、鎌田大地がオンライン取材に登場した。

 フランクフルトで結果を残し、日本代表の4-2-3-1ではトップ下として攻撃を牽引する鎌田に対しては、記者会見でドイツ代表GKのノイアーが警戒を示したとされている。

 もっとも相手からキーマンに挙げられ、マークも厳しくなりそうだが、鎌田の受け止めは至って冷静だ。

「マンツーマンで付かれれば変わると思いますが、警戒されるくらいだったら、11人いたら誰か警戒されると思いますし、そういう質問なので彼らも誰かしら挙げたと思います。そんなに真摯に受け止めるというより、そうなんだという感じですかね」
 鎌田らしい返答をする一方で、初のワールドカップの初戦への想いは強い。

「勝点3は欲しいですし、自分はよく言っていますが、日本人の価値をこの大会で高めないとダメだと思っています。優勝候補のチームだったり、良いチームに勝つことで、自分たちの見られ方を一気に変えられると思いますし、そういう部分でもドイツに勝てたら変わると思うので、勝点3も必要ですし、価値を高める意味でも重要だと思います」

 日本の司令塔にはチームを勝利に導く仕事も求められそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)