FIFAワールドカップカタール2022・グループリーグA第1節、カタール代表対エクアドル代表が現地時間20日に行われた。

 良い試合の入りを見せたのはエクアドル代表で、開始わずか3分にはセットプレーからエネル・バレンシアがヘディングでゴール。しかし、直前にオフサイドがあったとして取り消しとなった。

 不運にも先制ゴールとはならなかったエクアドル代表だが、16分に正真正銘の先制点を奪取。裏へ抜け出したE・バレンシアがGKに倒されPKを獲得し、これを自ら冷静に沈めた。

 さらにエクアドル代表は31分、右サイドからアンヘロ・プレシアードがクロスを上げると、これをE・バレンシアが頭で完璧に合わせゴールへ。リードを2点に広げた。

 エクアドル代表の攻守における強度の高さに圧倒され、何もできぬまま2点を失ったカタール代表は、前半終了間際にビッグチャンス。アルモエズ・アリがボックス内フリーの状態でヘディングシュートを放った。しかし、ボールは枠を外れてしまった。

 0-2で迎えた後半もペースはエクアドル。カタールはなんとかして1点を奪いたいところだったが、なかなか効果的な攻撃を繰り出せない。終盤には途中出場のモハメド・ムンタリが強烈なダイレクトシュートを放ったが、惜しくもゴール上に外れている。

 試合はそのまま2-0で終了。開催国のカタール代表にとっては厳しいスタートとなってしまった。

【得点者】
16分 0-1 E・バレンシア(エクアドル)
31分 0-2 E・バレンシア(エクアドル)