ドイツとスペインが同組でグループステージ突破は厳しいとの見方は当然だ。だがだからこそ、日本は「サプライズ」になるかもしれないとの声もある。

 イタリアのメディア『football news24』は11月19日、カタール・ワールドカップでサプライズとなり得る候補を選出。モロッコ、韓国とともに日本を取り上げた。

 森保一監督率いる日本は、グループEでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する。2010年大会と2014年大会の覇者が同居しているだけに、日本が2大会連続の決勝トーナメント進出を果たすのは難しいというのが下馬評だ。

 football news24も「日本は組み合わせが幸運ではなかった。サムライブルーはドイツ、スペインという欧州の2つの戦艦、そしてコスタリカと対戦することになったのだ」と報じている。
 
 そのうえで、同メディアは「それでも、日本には特に攻撃陣にタレントたちがいる。彼らがいなければ不可能というようなグループを乗り越える快挙を成し遂げられるようなタレントたちだ」と続けた。

「フランクフルトのスターでミランも関心を寄せているダイチ・カマダ(鎌田大地)や、レアル・ソシエダで再生した2001年生まれのタケフサ・クボ(久保建英)、元リバプールのタクミ・ミナミノ(南野拓実)といった選手たちがいる。守備では元ボローニャで現在アーセナルのタケヒロ・トミヤス(冨安健洋)に頼れ、マヤ・ヨシダ(吉田麻也)、4大会出場となるユウト・ナガトモ(長友佑都)など、イタリアのリーグを知っている選手たちもほかにいる」

 football news24は「ハジメ・モリヤス(森保一)監督の選択はまたも議論を呼んだ。カタールでの結果にかかわらず去ることになるとみられる監督は、全員から信頼されていないようだ」と締めくくった。

「しかし、日本にはタレントがいる。全般的に若い選手たちで、歴史的な快挙を目ざしているのだ」

 森保監督は史上初のベスト8進出を目標に掲げた。グループステージ敗退有力の予想をひっくり返し、その目標を達成することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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