FIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節コスタリカ代表戦を2日後に控える中、スペイン代表がさらなるアクシデントに見舞われたようだ。20日、スペイン紙『アス』が報じている。
2010年の南アフリカW杯で初優勝を成し遂げたスペイン代表だが、その後の2大会では悔しい結果に終わっている。今大会での雪辱に燃える同国代表はグループEで、第1節にコスタリカ代表と第2節にドイツ代表、そして最終節に日本代表と対戦する。
スペイン代表は18日、DFホセ・ルイス・ガヤが負傷により離脱し、DFアレハンドロ・バルデの追加招集を発表。ルイス・エンリケ政権下で、DFジョルディ・アルバとともに“ラ・ロハ”の左サイドを支えてきた存在を失ったことは大きな痛手となったが、さらなるアクシデントにも見舞われたようだ。『アス』によると、FWアルバロ・モラタら7名が、冷房をかけすぎたことにより、風邪を引いたという。幸いにも、コスタリカ戦までに完治する見込みではあるものの、モラタは20日のトレーニングを最後まで消化できなかったことを報じている。
さらに、DFウーゴ・ギジャモンの膝の状態が思わしくなく、スペイン代表に追い打ちをかけている。W杯前の所属クラブでの試合でも膝に問題を抱えながらプレーしていた模様。また『アス』は、同選手がスペイン代表に合流以降も、一度もグループトレーニングを行えていないことを明らかにするとともに、日本代表戦を含むグループステージ全3試合を欠場する可能性があることも指摘している。
現在22歳のギジャモンはバレンシアの下部組織出身で、トップチームデビューを果たして以降、同クラブの主力選手として活躍している。ボランチとセンターバックの両方でプレーすることができる同選手は、スペイン代表にとっても戦術の幅を広げる貴重な存在。なお、ギジャモンの膝の状態がこれ以上悪化しなければ、代表から離脱することはないようだ。