スタジアム場内でカウントダウンも、審判が先に笛を吹いて試合がスタート
カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間11月20日、開幕戦のカタール代表対エクアドル代表の一戦が行われたなか、キックオフのカウントダウンより先に試合がスタートするハプニングが発生。海外メディアは「カタール対エクアドルの茶番劇」と見出しを打ち注目している。
今大会の記念すべきオープニングゲームでは、開催国カタールと南米予選を勝ち上がったエクアドルが激突。先手を取ったのはエクアドルで前半16分、PKを獲得するとFWエネル・バレンシアが冷静にゴール右へ流しこんで大会初ゴールとなる先制点を挙げると、同31分にも右からのクロスを再びバレンシアが頭で決めて、2-0とリードを広げる。
後半も終始、ゲームをコントロールしたエクアドルに対し、カタールはボールを保持する時間こそ増えたものの、相手の激しい寄せを前に効果的な攻撃にはつなげられず、試合はそのまま終了。エクアドルは、セネガル代表、オランダ代表も同居するグループAで白星発進となった。
この開幕戦では、試合前にあるハプニングが発生。キックオフ直前、スタジアム内では試合開始をカウントダウンする声が響き渡っていたなか、4秒になった時点でレフェリーのホイッスルが吹かれて試合がスタート。観ている側にとっては虚を突かれる形でゲームが始まっていた。
英紙「ザ・サン」は「カタール対エクアドルの茶番劇、審判の早すぎるキックオフにファンが大爆笑」と見出しを打ち、このシーンに注目。記事では「ファンたちは、カタール・ワールドカップのスタジアムのカウントダウンが終了する前に主審が試合を開始したことを嘲笑した」とし、SNS上に寄せられたファンの反応に熱視線を注いだ。
世界中が注目したW杯の開幕戦ということもあり、日本でも「カウントダウン無視」がツイッター上のトレンド入り。ファンからは「カウントダウン無視して始めちゃってもいいもんなんだ」「一番のハイライトがカウントダウン無視だった」「バレンシアの存在感以上にカウントダウン無視して始まったのが印象的だった開幕戦」といった反応が寄せられていた。(FOOTBALL ZONE編集部)