年齢を考えれば移籍までの時間はあまり残されていない

ワールドカップで活躍すれば世界中から注目されることになる。開幕戦カタール対エクアドル戦で2ゴールを挙げたエネル・バレンシアはすでに注目の的であり、データサイト『transfermarkt』では今最も検索されているプレイヤーとなっている。これはリオネル・メッシやアーリング・ハーランドをも凌ぐ。

「イングランドに行きたいという目標はまだ頭の中にある」

独『Kicker』のインタビューを受けた日本代表の遠藤航は今後の計画について話している。

現在はブンデスリーガのシュツットガルトでプレイしており、チームではキャプテンを任されている。プレイの強度が高く、デュエル王としてチームをけん引する。

そんな遠藤はプレミアリーグやCLで今後プレイしたいと考えているようだ。ただシュツットガルトはCL出場権を獲得できる順位のチームではなく、昨季は15位、今季はここまで16位と降格圏内に沈んでしまっている。

「フランクフルトの長谷部誠はCLでベスト16に進出し、その可能性を示している。シュツットガルトはとても居心地がいい。シュツットガルトはブンデスリーガを制したことがあるし(06-07シーズン)、その目標を叶えることができるかもしれない。まずはシュツットガルトで、できるだけ多くのことを成し遂げたい」

現状を見ればシュツットガルトでのCL出場は難しいが、今季のフランクフルトを例に挙げてその可能性がゼロではないことを話している。昨季のフランクフルトはリーグ戦を11位で終えたが、ELを制し今季CLに出場できる。グループステージも突破しており、遠藤率いるシュツットガルトがそうなる可能性は少なからずある。

イングランドに行きたいという希望は何もクラブの活躍だけで叶える必要はない。それこそこのワールドカップ・カタール大会での活躍次第ではイングランドのクラブに引き抜かれる可能性がある。大会終了後にはすぐに冬の移籍市場が開く。イングランドのクラブは資金力を強みにしており、ノッティンガム・フォレストのように選手をガンガン獲得するクラブが現れるかもしれない。