●ウェールズ代表
4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:20位
監督:ロブ・ページ
予選成績:4勝3分1敗
FIFAランキング:19位
戦力値:69(攻撃16/守備17/選手層16/勝負強さ20)
ウェールズ代表は欧州予選で、チェコ代表をわずか1ポイント差で上回り、プレーオフに進んだ。そしてオーストリア代表、ウクライナ代表をともに1点差で下し、64年ぶりとなるワールドカップ出場を決めている。
欧州予選で敗れたのはアウェイ・ベルギー代表戦の1度のみ。本大会では5バックでスペースを埋めて、ロースコアに持ち込むのが理想になるだろう。できるだけ無失点の時間を伸ばし、前線に入るガレス・ベイル、ダニエル・ジェームズらの打開力に賭けることになりそうだ。
イーサン・アンパドゥ、ジェームズ、ネコ・ウィリアムズら将来性のあるタレントが主力に食い込んでいる。ベイルやアーロン・ラムジーといったベテランは、所属クラブで苦しい時間をここ数年は過ごしていたが、代表ではまだまだ頼りになる存在だ。MLSに活躍の場を移したベイルがプレーオフで大活躍したのは記憶に新しい。
若手とベテランの融合が必須になるが、本大会では厳しい戦いが予想される。ウェールズ代表は6月と9月のUEFAネーションズリーグで1度も勝てず。本大会でもネーションズリーグ同様に互角以上の相手が並ぶ。楽な試合は1試合もなさそうだ。
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