FIFAワールドカップカタール2022のグループB第1戦が21日に行われた。

 このグループの先陣を切ったのは、イングランドとイラン。イングランドはUEFAネーションズリーグで3分3敗。6戦未勝利でリーグB降格となっていた。一方でイランも大会2か月前にカルロス・ケイロス監督の再任や、不安定な国内情勢など、落ち着いているとは言えない状況。お互いに不安要素を抱えながらの試合となった。

 しかし、ふたを開けてみればイングランドが躍動。35分にルーク・ショーのクロスから、これがW杯デビューとなるジュード・ベリンガムがヘディングで飛び込み、幸先よく先制。43分にも、ショーのCKからハリー・マグワイアが落とし、最後はこちらもW杯デビューのブカヨ・サカが左足で美しく沈め、2点目。前半追加タイムにも、カウンターからハリー・ケインがクロスを送り、最後はラヒーム・スターリングが右足アウトサイドでW杯初ゴール。嵐のような前半となった。

 後半にも、サカがカットインで相手DF4人を手玉にとってこの日2点目。65分に、メフディ・タレミに1点は返されたが、71分に途中出場マーカス・ラッシュフォードが左足で冷静に流し込み、5点目。なんとラッシュフォードもW杯初得点となった。90分にも途中から出たカラム・ウィルソンが抜け出し、落ち着いてラストパス。待っていたこちらも途中出場ジャック・グリーリッシュがW杯デビューで6点目。90+13分にはPK献上でタレミに1点を返されたが、イングランドが6-2で快勝している。

 アメリカとウェールズの一戦は、前後半で展開がガラリと変わる試合に。最初の45分はハイプレスが機能したアメリカが優勢。36分に、“怪物”ジョージ・ウェアの息子であるティモシー・ウェアがスルーパスから先制ゴールを決めた。しかし、ハーフタイムに選手交代をしたウェールズは後半に主導権を握る。高さを活かした攻撃で、アメリカのGKマット・ターナーが守るゴールを幾度となく強襲。すると83分、“英雄”ガレス・ベイルがウォーカー・ジマーマンに倒され、PKを獲得。GKターナーに触られたものの、これを自ら豪快に沈め、同点に追いつく。その後はお互いに攻め合ったものの、引き分けに終わり勝ち点「1」を分け合った。

 次戦は25日に開催される。イングランドは、勝利すればグループステージ突破が決定する。

 試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。

■試合結果

イングランド 6-2 イラン
アメリカ 1-1 ウェールズ

■順位表

1:イングランド(3/+4)
2:アメリカ(1/0)
2:ウェールズ(1/0)
4:イラン(0/-4)

■次節の対戦カード

(時間は全て日本時間)
▼25日19時
ウェールズvsイラン

▼26日4時
イングランドvsアメリカ