W杯はサポーターと選手で作り上げるもの

ワールドカップをプレイするのはピッチ上の22人だが、素晴らしい大会を作り上げるにはサポーターの存在も欠かせないのだろう。

声援で選手を後押しするのもそうだが、英『GIVE ME SPORT』はワールドカップ・カタール大会開幕戦となったカタールVSエクアドルの一戦で日本のサッカーファンが試合後のスタンドでゴミを拾っていた行動に注目している。

日本サポーターの行動は過去のワールドカップでも話題となってきたが、今回もスタジアムをクリーンに使おうとの姿勢に称賛の声が集まっている。しかも日本代表とは関係のないカタールVSエクアドルのカードでスタジアムをクリーンにしていた姿には世界も驚いている。

「試合終了のホイッスルが鳴ると、スタンドにいた日本のサポーターたちは自分たちのゴミ、さらに他のサポーターが残したゴミも片付けていた。ホームのカタールサポーターに配られたフラッグやバナーなどは彼らが出したゴミではなかったが、可能な限り最高の雰囲気を作り出そうとしていた」

再びサッカーの試合に熱狂が戻ってきたのは歓迎すべきことだが、スタンドやスタジアム周辺がゴミの山となるのは美しくない。各国サポーターの行動もワールドカップを素晴らしい大会とするために必要なもので、開幕戦から見られた日本サポーターの行動はその第一歩となるかもしれない。