森保ジャパンにおける最重要選手と指摘

 日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)で優勝経験を持つドイツ代表とスペイン代表と同居する厳しいグループに入った。初戦のドイツ戦を目前に控えるなかで、ブラジルメディアは森保ジャパンにおけるDF冨安健洋(アーセナル)の重要性を強調している。

 前回のロシアW杯では決勝トーナメントに駒を進めたものの、ベルギー代表に敗れて16強で敗退。過去最高成績を塗り替えることはできなかった。7大会連続7度目の出場となる今大会、森保一監督はベスト8が目標と公言している。

 代表の多くが海外組となり、欧州最高峰の舞台であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーしている選手もいるなかで、ブラジルメディア「グローボ」が日本の最重要選手として見ているのはアーセナルの冨安のようだ。

 同メディアは代表で不動のセンターバックとして君臨する一方で、アーセナルでは左右のサイドバックをハイレベルでこなす多才さ、技術の高さ、そしてまだ24歳と将来性十分なことを特筆した上で、冨安は「日本代表においては前例がないとされる守備クオリティーが際立っている」「サムライブルーの歴史の中で最高の一人」と大絶賛。カタールW杯ではDF吉田麻也(シャルケ)とコンビを組むと予想し、ドイツやスペインの攻撃を抑えるのに欠かせないタレントだとした。

 プレミアリーグで首位に立つアーセナルで主力選手として活躍するインパクトは、やはり絶大なようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)