カタールW杯のメインメディアセンターで現地時間11月22日、日本代表キャプテンの吉田麻也が森保一監督とともに翌日のドイツ戦に向けた前日会見に出席した。
 
 個人としては3大会のW杯出場となる吉田は冒頭、「いよいよ始まるなという気持ちです。選手も全員が揃っていますし、ドイツ戦に向けてチーム一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。
 
 日本サッカーが長く学び続けてきたドイツ・サッカー。W杯初対戦でどんな姿を見せたいかとを問われると、次にようにコメントした。
 
「日本はドイツ、そして多くの国からたくさんのことを学んできた。近年は選手たちが各国で学び、世界に追いつこうとしてきた。W杯優勝経験のあるドイツとの試合に向けて、興奮と不安が入り混じっているが、個人的には良い状態にある。ドイツに日本が成長した姿を見せたいし、世界にサプライズを起こしたい」
 
 さらに具体的な試合展望については、「初戦はどんな大会も簡単ではない。勝ち上がるうえでウエイトがとても大きい。自信と勇気を持って戦う必要がある。ハードワークして団結し、チームとして戦得ることが日本の良さだし、開始1秒からそこを見せたい」と語った。
 
 ドイツ・メディアからも質問が飛び、会見は約30分間の長丁場に。最後は「チームとしては今日までは良い形でこれている。準備期間が短かったし、怪我人もいたけど、問題なくきています。今日の練習でギアを上げて明日に臨みたい。強いて不安を言えば、この会見が長いかなと(笑)」とジョークで笑いを誘って締めくくった。
 
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)