カタール・ワールドカップの初戦、11月23日のドイツ戦を前日に控え、森保一監督は公式会見に臨んだ。

 いよいよ迎えた大一番へ指揮官は「楽しみにしている気持ちが大きいです。選手もスタッフも非常に良い準備をしてくれているので、今のベストを発揮することで、選手たちにはアグレッシブに、我慢強く、試合に挑む。チャレンジ精神持って臨んでもらいたいです」と語った。
 
 準備段階で遠藤航、守田英正らが別メニュー調整が続くなどアクシデントにも見舞われたが、21日の練習では全員が揃ってトレーニングに参加。森保監督も26人全員の起用が可能であると説明した。

「26人全員が揃ってトレーニングできていますし、ドイツ戦を今日の練習が終わってみないと分からないですが、現段階で全員が戦えるメンバーとして考えられる、良い準備ができています」

 外国人記者からは鎌田大地を含めてスタメンについての質者も飛んだが、森保監督はやや困った表情を浮かべながら「明日のスタートメンバーですが、明日の試合を楽しみに待ってもらえればと思います。ただ勝利を目指して戦えるメンバーを選んで、試合に臨みたいと思います。鎌田大地を含め選出している多くのメンバーは、ブンデス1部で7人、2部で1人、プレーしてるなかで、世界のトップトップのなかで培っているものを、明日のゲームでも発揮してもらいたいです」と答えた。

 ただし、先発に関しては「選手たちがトレーニングをしているなかで、先発の部分は準備をしていることで、ほぼ分かっているいると思います。しかし練習のなかで、相手の情報のなかで、変わるかもしれないと、準備を進められています」と話した。

 19日からは4日連続で非公開練習を行なっている日本代表。ドイツ戦へ最善の準備して臨むことになる。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)