●オーストラリア代表
4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:31位
監督:グレアム・アーノルド
予選成績:4勝3分3敗
FIFAランキング:38位
戦力値:58(攻撃14/守備14/選手層15/勝負強さ15)
アジア最終予選で上位2位に入った日本代表とサウジアラビア代表とは1分3敗と苦戦を強いられ、オーストラリア代表は3位で大陸間プレーオフに回った。ペルー代表をPK戦で下してワールドカップ出場権を獲得したが、ワールドカップではさらに厳しい戦いが待ち受けている。奇しくもグループステージでは前回大会でも対戦したフランス代表とデンマーク代表と同組となった。
最大のストロングポイントは中盤の3人。ジャクソン・アーバイン、アーロン・ムーイ、そして日本代表戦で直接FKを決めた左足を持つアイディン・フルスティッチが攻守の核となる。
アジア最終予選ではボールを保持しながら主導権を握る戦い方を志向していたが、日本代表戦でのパフォーマンスを見るに、互角以上の相手に対しては守勢に回る時間が長くなるだろう。ただ、引いて守り切るだけで90分を凌ぐのは難しく、3大会目の出場となるGKマシュー・ライアンにも大仕事が求められる。核となるセンターフォワードがいないことは心許ないが、少ないチャンスを活かすことができなければグループリーグ突破の可能性はない。
グレアム・アーノルド監督は9月まで新戦力の見極めを行い、結果的にトム・ロギッチやトレント・セインズバリーといった経験のある選手たちをメンバーから外した。9月に結果を残したジェイソン・カミングス(スコットランド代表から鞍替え)、ミッチェル・デュークを招集した決断が吉と出れば、2回目のグループリーグ突破も見えてくる。
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