【FIFA ワールドカップ カタール2022・グループC】アルゼンチン1-2サウジアラビア(日本時間11月22日/ルサイル・アイコニック・スタジアム)
待ちに待った同点ゴールの瞬間、ゴール裏に集まったサポーターたちは大歓声を上げた。サウジアラビア代表のユニフォームを身にまとう彼らの様子は、そびえたつ壁のよう。アルゼンチン代表にとっては、MLBボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークのグリーンモンスターのように見えたかもしれない。
【映像】ここはフェンウェイ・パーク?まるでグリーンモンスター
0-1で迎えた48分、中盤でボールを拾ったMFアルマルキが前線にボールを送ると、FWアルブライカンがこれをトラップ。するとややルーズになったボールにMFアルシェフリが反応して抜け出すと、DFロメロの股を抜く形でゴールを奪った。
アルシェフリはロメロを完全には振り切っておらず、ほとんど角度のないところからのシュートとなった。しかし、左足から放たれた一撃は守護神マルティネスの左手をかすめ、ここしかないというコースに飛びサイドネットを揺らした。
試合開始から防戦一方だったサウジアラビアの同点弾に、8万人を収容するスタジアムは大熱狂。さらにゴール裏に集まったサウジアラビアサポーターたちも大盛り上がりとなり、緑のユニフォームを着用して、タオルを振り回しながら喜びを爆発させている場面が映像に映し出された。視聴者も「サウジきやがった!!」「アジアの星」「エグいゴラッソ」と興奮した様子だった。
結局サウジアラビアは直後に逆転弾をマークし、36戦無敗で今大会に乗り込んだ優勝候補のアルゼンチンから大金星を挙げ、歴史に残る一戦となった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)