【FIFA ワールドカップ カタール2022・グループD】フランス4-1オーストラリア(日本時間11月23日/アル・ジャヌーブ・スタジアム)

 アジア勢に一瞬、光が差し込んだ──。カタール、イランは苦戦したものの、サウジアラビアが優勝候補アルゼンチンに大金星。その後の試合ということもあり、オーストラリアが前回王者フランスから先制点を挙げた場面は「アジアの時代が来る」と盛り上がった……。

【映像】前回王者フランスから奪った値千金の先制弾!

 オーストラリアがフランス相手にゴールを決めたのは開始9分だった。右CBのハリー・ソウターが得意のロングフィードで右のマシュー・レッキーに届けると、完璧なボールコントロールで、対峙したフランス代表DFリュカ・エルナンデスをかわすことに成功。

 そしてファーへのグラウンダーのクロスを供給し、逆サイドのグッドウィンが詰めてゴールネットを揺らした。セットプレーやカウンターからではなく、DFを起点に生み出された美しい攻撃を完結させたことで、ABEMA視聴者からは「アジアなめんなよ」「アジアの時代来るで」「アジア革命」「今大会アジア勢いけるんじゃないか?」と同日にサウジアラビアがアルゼンチンに大金星を収めたことも合わせて大興奮の声が寄せられた。

 ABEMAの解説・中田浩二氏は「サイドチェンジですよね。ここでうまく入れ替わりましたし、逆サイドのボールにグッドウィンがよく入ってきました。うまくミートに徹して、GKとディフェンスラインの間にうまく流し込みましたね」と称賛した。

 オーストラリアはこれで勢いに乗りたかったが、このゴールで目を覚ましたのはフランスだった。その後、フランスに4ゴールを決められて敗戦。立ち上がりこそ大きな期待感にファンも最高潮の盛り上がりを見せたが、終わってみれば苦しい結果となってしまった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)