ドイツに主導権を奪われ、前半31分にPKで失点し0-1ビハインド

 日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でドイツ代表と対戦。前半33分にMFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制を許した。失点後も相手に主導権を握られる展開で、元日本代表DF井原正巳氏は「鎌田(大地)がボールを持たせてもらない。サポートがちょっと遅い」と語った。

 日本は前半8分にMF伊東純也のクロスからFW前田大然がネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドで得点は認められなかった。

 その後はドイツのパスワークに揺さぶられ、何度かゴール前まで攻め込まれるシーンを作られた。そして前半31分、ペナルティーエリア内でGK権田修一がDFダヴィド・ラウムを倒してPKを献上。これをギュンドアンに決められて先制を許した。

 失点後、日本は思うようにボールを持つができず、やや防戦一方の展開に。中継の解説を務めた井原氏は「鎌田がボールをもたせてもらない。伊東の突破は何度かありますけど」と攻撃の停滞を指摘「サポートがちょっと遅い」と日本の選手の距離感が遠いことについても言及した。

「(日本は)振り回されている。守備で体力を消耗している感じはありますね。守備の時間が長くなっている」

 また元日本代表MF福西崇史氏も「(ドイツが)プレスをかけてくるので、そこをかいくぐるために無理にでも縦に入れることをしていかないと」と改善策を示した。守勢に回る日本はここから巻き返すことはできるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)