森保一監督率いる日本代表は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表相手に2-1と勝利。W杯優勝候補相手に金星を挙げてお祭り騒ぎとなる中、FW浅野拓磨(VfLボーフム)のドイツ代表ハンジ・フリック監督に関するコメントが再び脚光を浴びている。
浅野拓磨は57分からピッチに立つと再三にわたり決定機を演出。DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)に阻まれる場面もあったが、1-1で迎えた83分に相手ディフェンダーとの競り合いながらもペナルティエリア右隅で角度のない位置から強烈なシュートを放ち勝ち越しゴールを奪った。
その後、日本代表は後半アディショナルタイムにかけてドイツ代表の猛攻に遭ったものの、身体を張った守備で対抗。見事2-1でドイツ代表を下した。
そんな浅野拓磨は今年4月2日、ブンデスリーガ第28節・ホッフェンハイム戦で2ゴールをマーク。この一戦ではドイツ代表のハンジ・フリック監督が視察に訪れていた。
しかし試合後のインタビューで「フリックのことを知っているか」と聞かれると、「ハンジ・フリック、何それ?」とコメント。これに対してインタビュアーが「ハンジ・フリックはドイツ代表監督だ」と教えると、浅野拓磨は笑みを浮かべながら相槌をうっていた。
ドイツ戦後、世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるツイッターアカウント『Out Of Context Football』は、ホッフェンハイム戦後の浅野拓磨のインタビュー動画を投稿。これに日本のサッカーファンからは「伏線回収だな」、「永久保存版」、「今見るとドイツ代表への煽りだ」といった声が沸き起こっている。