ドイツ代表MFトーマス・ミュラーが、23日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節日本代表戦を振り返った。ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

 ドイツ代表は前半途中から試合の主導権を握り、33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制する。しかし、後半からシステムを変えた日本の戦い方に対応できず、75分に堂安律、83分に浅野拓磨のゴールを許して逆転される。終盤にはパワープレーを仕掛けたが、最後まで次の1点が遠く、1-2の逆転負けで黒星スタートとなった。

 67分までプレーしたミュラーは試合後、「長い時間、良い試合ができたと思う。しかし、良い試合とは、チャンスをゴールに結びつけることだ。今、僕たちが敗者としてここに立っているのはバカげている。失点の仕方からして、不甲斐ない負け方だった。結局は、自分たちの効率の悪さを責めるしかない」とコメント。自分たちの時間帯で追加点を奪えなかったのが敗因だと語った。

 また、ミュラーは次のようにもコメント。27日にはスペイン代表との決戦が控えるなか、初戦を取りこぼしたことへのショックを隠さなかった。

「あのような試合で勝つのは、単純に難しい。まだ少しショックを受けている。黒星スタートは僕たちが望んでいたものとは正反対だ。スポーツ的な観点から分析するのは簡単だが、感情的に受け止めるのは難しい」

「今、僕たちは絶対的に不利な状況にある。スペインには絶対に勝たなければならない。本当は今日勝つことで、自分たちから(スペイン戦での勝利必須という)このプレッシャーを取り除きたかったが、僕たちは今混乱している」

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